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二戸市 田口 拓実 平成29年5月(就農3年目)

【2019年第7号】

二戸市

田口 拓実
平成29年5月(就農3年目)


経営概要

就農時:ブロッコリー 30a
現 在:ブロッコリー 80a、雑穀 200a、その他野菜 20a

就農形態 新規学卒
技術習得先 農業高校・同特別専攻科
農地 借地300a
活用した資金・事業 農業次世代人材投資資金(経営開始型)、担い手育成基金等
就農計画作成指導 普及センター・市役所
主な販売先 JA・産直・インターネット・青果市場
労力 2人(本人、おば)
資本装備 予冷庫1台、移植機1台、除草機アタッチメント2台等

就農の動機やきっかけ

 子供の頃から、長期休みには父の実家である浄法寺を訪れ、祖父母の農作業の手伝いをしてきました。その時から少しずつ農業に興味を持ち始め、農業高校へ進学し、農業の基礎知識を身につけました。当時は、大学や農大に進学してから就農することを考えていましたが、高校2年生のときに祖父が亡くなり、これをきっかけに卒業後すぐに就農しようと決心しました。

就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)

 農業高校卒業後、祖父の農地で農業をしながら、特別専攻科へ進み、農業のノウハウを学びました。その後、祖父の農地を引き継ぎ、独立しました。

就農してみての感想

 特別専攻科時代は、まだ学生気分が残っており、『稼ぐ』という気持ちが足りなかったと思います。独立に向け、就農計画を作成することで、気持ちが入ってきました。まだまだ管理がうまくいかないことが多いですが、目標達成のためには頑張るしかない!と思っています。

経営の特徴

 露地野菜と雑穀を組合わせた複合経営を行っています。 イネ科・シソ科・アブラナ科の大規模輪作を行っています。

地域からの支援

 4Hクラブや北部地域雑穀生産部会の活動に参加し、情報交換を行っています。 浄法寺には若手農家もおり、近くに目標とする人がいるので刺激を受けています。

課題と対応方向

 収量を安定させるために、機械化を図りながら、効率良く、精度の高い管理をしていきたいです。 また、冬季、春季の収入を得るための新たな品目を検討したいです。

今後の目標

 いろいろな農家と連携をとって、浄法寺地域を巻き込んだ超大規模作付体制の確立ができれば良いな、と思っています。 情報発信も頑張りたいです。

就農希望者へのメッセージ

 農業は正攻法はあっても正解はないと考えています。やってみなければわからない、自分で考え、工夫しながら進めていく仕事です。より上を目指して、とりあえず一歩踏み出してみる勇気を持って、一緒に頑張りましょう!

 

掲載日:2019年08月10日