このページの本文へ

ごあいさつ

令和5年度の業務推進に当たって

 我が国、本県の農業は、就業人口の減少や担い手の高齢化が進む中、新型コロナウイルス感染症の拡大や国際情勢の変化により、農畜産物全般の価格低下や販売不振、肥料をはじめ農業資材の高騰が続いており、これら直面する諸課題に的確に対応し、持続可能な食料システムを構築していくことが求められています。
 このため、国や県では、人・農地プランなど関連施策の見直しを行い、継続して発展できる農業経営の育成や農地利用の最適化による構造改革の推進、農業生産基盤の強化などの施策を推進しています。
 公益社団法人岩手県農業公社は、これらの施策推進の一翼を担うべく、県や関係機関・団体と連携しながら、担い手の確保・育成、農地の集積・集約化、飼料畑の造成整備や暗渠排水工事による水田の汎用化などに積極的に取り組みます。
 また、業務の執行に当たっては、多様な働き方に応じた職場の環境づくりを推進し、時差出勤制度の活用促進や育児休業の取得環境の整備などに取り組みます。
 さらに、地域農業を担う多様な担い手の確保・育成に向けて、令和2年度に開設した「いわて新農業人チャレンジファーム」の一層の充実を図ります。
 農業公社は、これからも本県農業を支える農業者や関係機関・団体など皆様方のご要望に応え、様々な環境変化に伴い多様化するニーズに的確に対応しながら、高品質で満足度の高いサービスを提供して参ります。
 引き続き、御支援と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。




 令和5年4月1日

公益社団法人岩手県農業公社 理事長 上田 幹也