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北上市 千葉 康弘 平成28年4月(就農2年目)

【2017年第4号】

北上市

千葉 康弘
平成28年4月(就農2年目)


経営概要

就農時:水稲4.5ha、ねぎ1.1ha、キャベツ50a
現 在:水稲6ha(受託含)、ねぎ1.5ha、キャベツ1.5ha、トウモロコシ80a

就農形態 親の経営継承(全体)
技術習得先 先進農家
農地 自作地2ha・借地7ha
活用した資金・事業 青年等就農資金 農業次世代人材投資資金(準備型、経営開始型) 等
就農計画作成指導 普及セ・市役所
主な販売先 JA等
労力 3人(家族) 6人(パート)
資本装備 トラクター2台、ハウス6棟、田植機、コンバイン、管理機等
就農の動機やきっかけ

 5~6年前に家の農業について父と話をしたことがきっかけです。家には作業機械が整備され、恵まれた環境にありましたし、自分なりにいろいろと調べた結果、私にもできるのではないかと思いました。また、農業は自己責任が伴いますが、自分の力でできることにも魅力を感じ、就農を決意しました。

就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)

 農地は自作地に加えて、研修期間中に近隣の遊休農地を探し、確保することができました。資金については、作業の効率化に必要な高額機械を導入するため、青年等就農資金を活用しました。

就農してみての感想

 当初、想定していた以上に大変ですが、日々変化する作物の生育を観察するのが楽しみです。また、自分の力で栽培した作物を初めて収穫したときはとても感動しました。

経営の特徴

 ・水稲:良食味米「銀河のしずく」、飼料用米の作付・野菜:地域重点品目や契約栽培等、単価が安定した品目の露地栽培

地域からの支援

 近隣農家や研修先からの助言、4Hクラブ員からの情報提供

課題と対応方向

 現状では自分しかできない作業が多いので、労務管理の見直しを図る。

今後の目標

 品質の高い農産物を安定して提供できるようになり、まずは就農5年目の所得目標を達成する。

就農希望者へのメッセージ

 忙しい毎日ですが、就農して本当に良かったと思います。お客さんからおいしいと言ってもらえる喜びはサラリーマンでは味わえません。道を開くには出会う人の存在がとても重要なので、特に就農前は関係機関等から紹介を受けながら、様々な人に会ってみることをお勧めします。


掲載日:2019年03月01日