2021年第9号
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軽米町
山崎 剛・由紀子
【就農時期】
平成29年4月(就農4年目)
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【経営概要】
就農時:肉用牛繁殖経営 17頭
現 在:肉用牛繫殖経営 22頭
【就農形態】 親元就農
【技術習得先】農大・親・先進農家等
【農地】自作地4ha・借地1ha
【活用した資金・事業】
農業次世代人材投資資金(経営開始型)
【就農計画作成指導】 役場、JA、普及センター
【主な販売先】JA
【労力】4人(本人、妻、父、叔父)
【資本装備】牛舎2棟、トラクター3台、草地管理機等
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就農の動機やきっかけ
当初は経営継承するつもりはなく、畜産とは関係のない職に就いていました。しかし、父も高齢となり、「いずれは家を守らなければ」という思いが芽生え、妻の後押しもあり、経営を継承する決心をしました。また、自分で考え、実践できる農業は自分の性格にも合っていることに加え、家族の支えがあるという安心感が就農に対して前向きな気持ちにさせてくれました。
就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)
畜産経営の知識がなかったため、父から技術や経営のノウハウを学びつつ、牛群の血統構成などを把握しました。また、役場や普及センターの協力を得て、資金や事業を活用して増頭を進めました。
就農してみての感想
実際に経営してみて色々と分からないことや、失敗することがありましたが、地域の方々や若手の生産者仲間に助けられました。その助けの甲斐あって成果が上がり、モチベーションの向上に繋がっています。今後も、地域の方々と協力しながら、目標達成のために頑張りたいです。
経営の特徴
肉用牛繁殖経営(専業)を行っています。繁殖雌牛は地域内の公共牧場に放牧しているほか、敷地内において周年放牧を行っています。
地域からの支援
地域には若くて意欲的な生産者の仲間がおり、情報交換をしながら切磋琢磨しています。軽米町独自の繁殖雌牛の貸付事業などを有効活用し、計画的な更新や増頭を行っています。
課題と今後の対応
1年1産を目指すため、繁殖成績の向上と優秀な血統の牛群構成を構築していきたいです。
また、子牛の良好な発育を確保するため、哺育期の管理を徹底していきたいです。
今後の目標
規模拡大をして、地域を牽引する生産者を目指しています。そのために、品質の高い子牛の安定生産を実践したいと思っています。
就農希望者へのメッセージ
分からないことがあれば、必ず教えてくれる先輩方がいます。自分ひとりの力だけで出来る仕事ではないので、地域の方々と連携すれば大きな成果が得られると思います。岩手県の農業を盛り上げていくため、一緒に頑張っていきましょう。
掲載日:2021年09月01日