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遠野市 佐野 泰彦 平成28年1月(就農2年目)

【2017年第5号】

遠野市

佐野 泰彦
平成28年1月(就農2年目)


経営概要

就農時:ミニトマト12a、菌床椎茸6,000床
現 在:ミニトマト12a、菌床椎茸12,000床

就農形態 新規参入
技術習得先 先進農家
農地 自作地2a・借地30a
活用した資金・事業 青年等就農資金 農業次世代人材投資資金(準備型・経営開始型) 
就農計画作成指導 普及セ・市
主な販売先 JA・産直
労力 3人(本人、父、母)
資本装備 トラクター1台、管理機1台、マルチスプレーヤ1台、温風暖房機4台、保冷庫1台、ハウス10棟
就農の動機やきっかけ

 5年前に遠野に移住し、1年間の研修を経て、平成27年11月まで従兄と農業に従事したが、自分に合った形の農業をしたくなり、独立して就農することを決意した。

就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)

 就農の際、農地を見つけるのに苦労したが、近所の方の力を借り、家から近く、水の確保できる理想の農地を借りることができた。資金面は就農時は自己資金、菌床椎茸の規模拡大時は青年等就農資金を利用した。

就農してみての感想

 農業は天候や作物の状態で作業計画通りにはなかなかいかないが、日々作物と向き合って過ごすことは楽しい。上手くいかないときも原因などを考える時間が好きで、自分には合っていると思う。

経営の特徴

 夏はミニトマト、冬は菌床椎茸に集中し、効率を考えている。

地域からの支援

 市から農業次世代人材投資資金をいただき経営のために使用

課題と対応方向

 課題:労働力の確保 対応:労働環境の整備、作業のレギュレーション化

今後の目標

 安定した品質と収量で選ばれる生産者になる。

就農希望者へのメッセージ

 農業は自然に左右されますし、体力的にもきつい部分もありますが、基本的に楽しいです。自分次第でいろんな経営ができます。何より家族との時間がたくさんできます。まずは、指導してもらえる方に相談し、具体的なイメージを持つことが大事だと思います。


掲載日:2019年03月02日