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北上市 石井建一 平成29年4月(就農4年目)

2021年第3号
図100

北上市

石井 建一

平成29年4月(就農4年目)

図101
【経営概要】
 就農時:露地アスパラ 37a
 現 在:露地アスパラ 37a、施設アスパラ12a、
     トウモロコシ 50a
【就農形態】 新規参入
【技術習得先】 なし
【農地】 借地137a
【活用した資金・事業】
 青年等就農資金、農業次世代人材投資資金(経営開始型)等
【就農計画作成指導】 普及センター、市役所
【主な販売先】 JA、産直、ふるさと納税、ネットショップ
【労力】 15人(本人、パート14人)
【資本装備】

 トラクタ1台、ハウス 5棟、防除機、管理機、油圧ショベル

就農の動機やきっかけ

 就農前に半導体生産工場に勤務。その後、保険会社営業を7年間経験。その時に市内生産者の情報を得て、独立営農して農業で生計を立てていけると感じた。

就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)

 就農前、保険会社の営業時に、北上市内の農業生産者にどのような経営をしているか聞くことができ、その情報が現在の営農計画及び推進に役立っている。

就農してみての感想

 就農計画どおりに、順調に経営面積を拡大。5年後の計画実現のために今やるべき事を行っている。

経営の特徴

 アスパラガスの専業経営。販売促進のためにスイートコーンの生産も行っている。

地域からの支援

 地域の生産者から経営企画の助言を頂いたり、妻の兄(水稲経営)から農業機械を借用してきた。

課題と対応方向

 今後施設アスパラガス栽培にシフトするため、現在ハウスを5棟設置。近い将来、15棟設置を目指す。

今後の目標

 施設15棟で、アスパラ販売額2~3千万円を目指し、アスパラガスの高品質、生産の安定化を図る。

就農希望者へのメッセージ
 営農面積の規模拡大を第一優先としているため、資材費と機械導入等により営農開始から3年間は収益がなかった。就農後数年間、収益がなくても生活していくための資金の事前準備や農業経営を継続していくための強い信念と体力及び情報収集が重要。

掲載日:2021年03月01日