【2018年第9号】

宮古市
熊谷 憲幸
平成28年4月(就農3年目)


経営概要

就農時:たまねぎ 3a、スイートコーン 10a、他 37a、合計 50a
現 在:たまねぎ 15a、スイートコーン 20a、ブロッコリー 20a、施設トマト 1.5a、他 7.5a、合計 94a  

就農形態 新規参入
技術習得先 先進農家
農地 借地94a
活用した資金・事業 青年等就農給付金(国)、新規就農者支援事業(宮古市)
就農計画作成指導 普及センター、市役所、JA
主な販売先 産直、JA等
労力 2人(本人、雇用)
資本装備 トラクター1台、ハウス4棟、管理機2台、サブソイラー1台


就農の動機やきっかけ

もともと植物に対する興味はありましたが、大学生の頃に附属農場で3泊4日の実習を経験し、黙々と没頭できる仕事が自分に合っているのではないかと思ったことがきっかけです。さらに、海外青年協力隊のケニア派遣前に、八ヶ岳の実践大学校で農作業を「むったり」やったことで、「農業をやりたい」という気持ちが強くなりました。また、給付金制度があったこと、近隣に同じ研修農家から独立就農した人がいたことも、独立就農に踏み出す後押しになりました。

就農に向けた準備(農地、住宅、資金の確保等)

農地は農業委員会に相談したところ、地元でまとまった面積を借りることができました。資金は、早くから「就農する」という目標があったため、コツコツと貯めていました。また、旧青年等就農給付金の準備型も活用しました。独立就農する前に青森の牧場に勤務しました。そこでは、大きな物流には乗らない規格や品物があったり、鮮度が抜群だったりする産直の魅力を感じ、その経験が産直販売へ活かせていると思います。また、海外青年協力隊のOB会で地元の先輩農家と面識ができ、独立就農前の約5年間、その農家の元で技術を教えて頂きました。

就農してみての感想

忙しくなりました。休みをなかなか取れませんが、産直の自分の棚に「売り切れ」の札を見たときはやりがいを感じます。休める時間を作りたいので、品目を絞りたいと思いますが、時間ができると何か播きたくなってしまいます。就農当初より作業に慣れてきたので余裕ができました。

経営の特徴

産直出荷をメインに多品目栽培をしています。春はブロッコリー、夏はスイートコーン、たまねぎ、トマトを軸にし、秋冬は貯蔵できるジャガイモや白菜、ごぼう等を組み合わせ、出荷する品目が途切れないようにしています。

地域からの支援

研修した先輩農家からは今でも助言を受けます。また、先に独立した農家とはお互いに協力をし合っています。また、水利組合に加入していますが、その繋がりで、冬に畑まで除雪をして頂いたり、トラクターがはまった時は助けて頂いたりすることもあります。

課題と対応方向

売上を伸ばすため、雇用の確保が課題だと感じています。周年雇用するためには、現状では冬場の作業が少ないので、加工へ取組むか考えているところです。地域から「農地を借りて欲しい」という声を頂くので、それに対応していきたいです。

今後の目標

売上1,000万円!!!東京方面に向けた販売先の確保もしていきたいです。

就農希望者へのメッセージ

「やる気」はもとより、「折れない心」も大事です。農業は何があるかわかりません。建てて3か月で強風によりハウスが全壊したこともありました。根気よく続けることです。また、「信頼関係」は重要です。地域に馴染むために、日頃のあいさつをすること、集まりに顔を出すことは些細ですが、重要だと感じています。貯金をしてください。給付金は全て投資に使い、生活費は貯金と売上で賄うくらいの気持ちでなければ、上手くいきません。