コツコツと、技術や経営管理を身につけましょう。

目指す農業のイメージが固まってきたところで、少しずつ技術や経営ノウハウを習得していきましょう。
現在の仕事を続けながら、農業体験の研修を受ける方法もあります。
基礎的な技術や知識を身に着けた後は実践的な研修へと、就農に向けた歩みをコツコツと進めましょう。

技術や経営ノウハウの習得ポイント

経験や知識に合わせて参加できる研修

岩手県では、現在の仕事を続けながら参加できる研修コースのほか、先進的な農家や農業法人での研修を紹介しています。就農希望地の農家や農業法人での研修は、地域の人たちとなじみ、信頼関係を育む機会にもなり、円滑な就農に向けた助走期間にもなります

<岩手県での研修先>
・体系的な研修・・・・岩手県立農業大学校
・実践的な研修・・・・農家や農業法人

アドバイス

研修に必要な資金の融資制度
先進的な農家や法人などでの実践研修、あるいは農業普及員などの指導による研修を受けながら農業の技術や経営方法などを実地に習得する場合、「青年就農給付金(準備型)」などの助成が受けられます。


就農前の支援

国の事業 “青年就農給付金(準備型)”※こちらの給付金の受付窓口は農業公社です

都道府県農業大学校や県が指定する先進農家・先進農業法人等で研修を受ける方で次の要件を全て満たす方が対象となります。
農業技術研修中に給付金を給付します。
【給付額】 150万円/年(最長2年間)
①原則として就農予定時の年齢が45歳未満の方
②独立・自営就農又は雇用就農、親元での就農を目指す方
③県が認める研修機関等で概ね1年以上研修する方
④常勤の雇用契約を締結していない方
⑤生活保護制度等の生活費を支給する国の他の事業を受給していない方

○準備型給付金の留意点(給付金の返還となる場合)
①研修計画に即した適切な研修を行っていない場合
②研修終了後、1年以内に就農しなかった場合
(独立・自営の経営開始または農業法人等との常勤雇用契約を締結のいずれも行わなかった場合)
③給付期間の1.5倍(最低2年間)以上、就農を継続しない場合
④親元就農者につて、研修終了後5年以内に経営継承しなかった場合


国の事業 “農の雇用事業”※こちらの助成金の受付窓口は岩手県農業会議です

対象となる研修生は、応募時点で当該農業法人等に正社員として就業を開始している必要があります。
農業法人が新規就農者を雇用して研修を実施する場合、法人に必要な経費を助成します。
【助成額】120万円/年(最長24ヶ月)
○研修希望者の受講資格
①研修生に対して、十分な指導を行うことができる「研修責任者」(原則として農業経験が5年以上ある役員等)を置くこと
②研修生との間で、期間の定めのない雇用契約を締結し、労働保険に加入させること
③1週間の所定労働時間が年間平均が35時間以上であること
④この事業と期間が重複する他の公的助成を受けていないこと
○研修生の要件
①研修終了後も継続して就農する意思があり、正社員としての採用日時点で45歳未満であること
②過去の農業経験が5年未満であること
③農業法人等の代表者の3親等以内でないこと
④過去に当該農業法人等の正社員ではなかったこと

○応募の流れについて
①農業法人等が新規就業者(研修生)を雇用
②農業法人等が応募申請
③書類審査
④審査結果を農業法人等に通知
⑤研修開始


就農後の支援

国の事業 “青年就農給付金(経営開始型)”※こちらの給付金の受付窓口は、就農する市町村です

農業始めてから経営が安定するまでの方で、以下の要件を全て満たす方(※1,2)
農業経営を始めて間もない時期に給付金を給付します。
【給付額】150万円/年(最長5年間)
①原則として45歳未満で、新規に就農する方
②就農する市町村の「人・農地プラン」に位置付けられているか、農地中間管理機構から農地を借りている方
③生活保護制度等の生活費を支給する国の他の事業を受給していない方
※1:農家子弟の方でも、
 ア 親とは別の経営をする場合
 イ 親の経営から部門を独立させる場合
 ウ 親元に就農してから5年以内に親から経営を継承する場合は給付対象となります
※2:青年給付金(準備型)の受給を条件とはしていません
○経営開始型給付金の留意点
①前年の所得に応じて給付金が変動
②親から賃貸している農地を5年間の給付期間中に所有権移転しなかった場合(給付金の返還)


アドバイス

就農後も、技術を向上させましょう
就農後も、農業改良普及センターの農業普及員や農業協同組合の営農指導員などによる支援を受けることができます。
例えば、農業改良普及センターでは、作物の栽培や経営技術などの指導を行っており、特に青年農業者に対しては、農村青年クラブ(4Hクラブ)でのプロジェクト学習に対する活動支援を始め、個別の農業相談にも応じています。


岩手県立農業大学校での研修

いわて農業入門塾 野菜栽培体験を通じて農業や農産物の知識と技術を実践的に研修します。
・開催日   5月から10月までの毎週土曜日(25回)
・受講経費  15,000円(教材費、傷害保険)
◎募集期間  3月上旬~下旬
 ※岩手県立農業大学校内のほ場を利用して行います
◎内容
 講義:隔週土曜日 10時~11時30分
 実習:毎週土曜日 13時~15時30分
新規就農者研修 稲作、野菜、花き、果樹の作目別に分かれたカリキュラムで、農業経営の実践に必要な基礎知識や技術等のほか、県内農家の経営事例などについて研修します。
・開催日 4月から2月まで毎月1回、2泊3日の研修を10回開催します。
・受講経費 日帰りで研修の場合、教材費など実費で6万円。
宿泊で研修の場合、10万円。
・募集期間 前年度末までに、各地の農業改良普及センターを通じて申し込む
 ※担い手育成基金の助成制度あり

お問い合わせ先

岩手県立農業大学校 研修科

〒029-4501 胆沢郡金ケ崎町六原字蟹子沢14
電話(0197)43-2107 FAX(0197)43-2108
http://www.pref.iwate.jp/~hp2581